貸倒引当金によって信用格付は?日本政策金融公庫の審査

現在各金融機関の審査基準は、メガバンク、地方銀行、信用金庫、信用組合、日本政策金融公庫、等々関係なく、金融庁から出ている金融庁マニュアルに基づく以下のようなイメージの「査定マニュアル」に基づいて、各貸出先(事業所)のことを査定しています。

以下の「債務者区分」というのは、金融庁検査マニュアルに基づいてのものですが、経営状況(財務の状況)によってのランク付けですが、 メガバンク、地方銀行、信用金庫、信用組合、日本政策金融公庫、等々の 金融機関が、融資を実施している事業所の状態に応じて区分するものです。そして、その区分(ランク付け)に応じて、その事業所に対しての融資額に関して貸倒引当額が異ってきます。

貸倒引当金というのは・・・
売掛金や受取手形などのいわゆる「債権」の現金化が不能になった場合に備えて、各期の利益から、債権額のうちの一定の割合(全国の倒産率に連動しています)を積み立て(貸倒引当金は、 貸倒準備金ともいいます)

貸倒引当金は、 バランスシート上では、資産の部にマイナスをつけて表します)したものを言います。言わば「負債」と同じです。
つまり、わざわざ回収出来る可能性が低い場合は、最初から「融資額のうちのある程度の割合を回収出来ないものとして経費計上しておくように」というルールがあるのです。

でも、そうすると、回収可能性が低いところに貸せば貸すほど、金融機関自体の財務状況が帳簿上悪くなり(帳簿上だけでなく実際も悪くなる可能性高いですが)、金融庁から睨まれる、あるいは指導が入って活動を制限される、ということがありますから、それは金融機関としても出来るだけ避けたいわけです。

つまり「回収出来る可能性が少ないところには出来るだけ貸さない」という当り前のことが起こってくるのです。
これはどこの金融機関もそうであって、日本政策金融公庫も例外ではありません。

**************************************************

★債務者区分★   ★融資残高に対する貸倒引当金の計上割合★

■正常先  →   0%(貸倒引当金は計上しなくてよい)→ いわば黒字の会社

■要注意先 →   5%                → いわば赤字の会社

■要管理先 →   20 %から60%  (各銀行の体力によって差がだいぶある) → だいたいがリスケ先

■破綻懸念先 →   リスク金額に対して(担保入ってる分は差っ引く)60 %から100%  → だいたいが2期以上続けて赤字の会社

■実質破綻先    100 %

■破綻先      100%

**************************************************

「日本政策金融公庫の融資でちょっとしたことが聞きたい」なんて場合は以下からどうぞ

 ” 貸倒引当金によって信用格付は?日本政策金融公庫の審査
 ” 貸倒引当金によって信用格付は?日本政策金融公庫の審査電話相談
日本政策金融公庫全国対応融資サポートセンターへの電話相談
時間外融資相談
メールフォームで日本政策金融公庫融資相談
 ” 貸倒引当金によって信用格付は?日本政策金融公庫の審査