融資でセーフティネット貸付が良いのは・・・

 

中小零細企業の社長様から電話でセーフティネット貸付についての質問を毎日受けます。

 

「緊急保証についてうちはこういう状況だけど・・・・・・受けれるのか?」あるいは

「緊急融資について、うちは△△△△なんだけど□□□□はどうか?」

「セーフティネット貸付は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ということでいいのか?」

という質問をしょっちゅう受けるのです。

 

でも社長さんはその融資コースはイメージだけでとらえてて、

全然違った名前を勝手に自分でつけてしまっていることがほとんどです。

 

今回はそれについて述べさせていただきます。

 

まず・・・

「融資のコース名くらいは正確に何も見ないで言えて、しかも

その最低条件くらいはきっちり憶えておかないとスタートから

イメージが悪くなり、融資は受けることが出来る確率も当然少なくなる」

ということを頭にタタキこんでください。

 

大阪にある信用保証協会を例にとって述べます。

 

大阪の信用保証協会はその名のごとく「大阪信用保証協会」です


日本政策金融公庫のセーフティネット貸付はこちらの中小企業庁のホームページをご覧ください

→ http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/h22/gb003.html

■大阪信用保証協会における「セーフティネット貸付」

 

平成23年3月末まで、皆さんがが一番よく知っておられる「売上が前年の3%落ちてて・・・」

という融資コースは「緊急経営対策資金」という名称でした。

よく「緊急融資」という名前で言われる社長様がおられますが、これは俗称で、

各信用保証協会によって名称が違います!

(大きなポイントです)

 

そして、この「緊急経営対策資金」は・・・・

今期直帰の3ヵ月の売上平均が、前期(1年前)の3ヵ月の売上平均

(あるいは前々期の3ヵ月の売上平均)と比べて3%落ちている、ということが

書類で証明されれば、ほぼ全業種で適応されていました。

 

そして、返済等の条件は・・・

・返済期間     最長10年

・保証料     0.8%

・金利    1.4%

という、通常の融資よりもかなり有利であるがために非常にポピュラーに

なっていた融資制度です。

この融資制度を、ある社長は「緊急融資」と呼び、ある社長は「緊急保証」と呼び、

またある社長は「セーフティネット」とそれぞれ勝手な俗称で呼んでいたのです。

 

まあ、それはさておき、この「緊急経営対策資金」と並行で存在していたコースに

「経営安定化資金」というのがあります。

 

これは・・・

今期直帰の3ヵ月の売上平均が、前期(1年前)の3ヵ月の売上平均

(前々期の3ヵ月の売上平均という比較はこのコースは考慮されない)と比べて

5%落ちている、ということで、しかもごくごく一部の業種しか対象になりませんでした。

 

そして、返済等の条件は・・・

 

・返済期間    最長7年

・保証料    0.9%

・金利     金融機関の所定金利(銀行によって違う)

 

ということで、見てのとおり、似てはいるものの、条件面ではことごとく

「緊急経営対策資金」の方が「経営安定化資金」より有利であったがために、

「経営安定化資金」のことを知っている人がほとんどいない状態だったのです。

(社長様、経理担当者はもちろん、会計事務所、税理士事務所の所員もほとんどの

人は知りません。保証協会の内部でも知らない人もいるくらいですから、まあ当り前ですが)

 

・・・という制度なのです。

 

そして・・・

平成23年3月末をもってこの「緊急経営対策資金」が廃止されることは前々から

決まっていたので予定通り廃止されてしまいました。

一方「経営安定化資金」はそれ以降も残りました(現在も存在しています)

 

が・・・・

ところが、平成23年3月11日の東日本大震災の被害を受けた事業所のために、

ごくごく一部の業種の適応だったものを82業種に拡張したのです。

(大雑把な言い方ですがほぼ全業種あてはまると考えてください。

 

 

なので、「緊急融資がだいぶ厳しくなったの?」という電話がよくわたしどもの

ところにかかってくるのですが、実際は2つのコースが並行で存在していて、

条件が緩い方のコースが消滅して、条件が厳しい方のコースが残った。

でもそれは多少条件が緩くなった、というのが正確な言い方になります。

 

「緊急経営対策資金」とか「経営安定化資金」という言葉をきっちり使って

信用保証協会の窓口に、あるいは銀行マンに言うのと、「緊急融資」とか

「セーフティネット」とかの俗称をわけのわからないまま使うのでは申し込みの

時点で担当者の力の入り方が全然違いますからね~

 

くれぐれもお気をつけください!

 

大阪府信用保証協会のセーフティネットについて

もっと詳しく知りたい方はぜひお問合せください。

 

では、次に、大阪市信用保証協会における「セーフティネット貸付」について述べます。

 

■大阪市信用保証協会における「セーフティネット貸付」

 

大阪府中小企業信用保証協会の「緊急経営対策資金」に当るものが

大阪市信用保証協会においては「景気対応緊急保証制度」という名称でした。

これが平成23年4月1日から「経営環境対策資金融資」という名称に変わりました。

 

そして・・・

「景気対応緊急保証制度」

→ 大阪府中小企業信用保証協会の「緊急経営対策資金」と内容はまったく同じ

 

「経営環境対策資金融資」

→ 大阪府中小企業信用保証協会の「経営環境対策資金融資」で

前述の4月以降に緩和された分と内容とまったく同じ

 

と考えていただいて結構です。

 

つまり・・・

大阪府中小企業信用保証協会のように元々2つのコースが併設されていたのとは違うのです。

単純に「景気対応緊急保証制度」という名称が「経営環境対策資金融資」という名称に変わって

若干条件が厳しくなった、ということです。

 

というように、

・大阪府中小企業信用保証協会

・大阪市信用保証協会

についての「セーフティネット貸付」については以上の通りですが、各都道府県によって

名称、用語の使い方がまったく違いますので、まずそれを知識(あくまで最低知識)

として身につけて、それから融資相談あるいは融資申込を行ってください。

 

たいへんな差が出てきますよ!

 

ちなみに・・・

ここでは文章を理解しやすいように便宜上「セーフティネット貸付」という言葉を使っていますが、

「セーフティネット貸付」というのは、業績が悪くなった時のための融資コースの総称です。

信用保証協会にもこっきん(国金=日本政策金融公庫)にも「セーフティ貸付」と言う言葉を使うと

「具体的に何のコースですか?」と言われることもありますので、上記の内容をしっかり頭にタタキこんで

窓口へ行く、あるいは銀行員に依頼してください。

 

えっ?「5号認定」というのをよく聞くけどどういうことか?ですか?

えっ?「セーフティネット保証制度」というのは「セーフティネット貸付」と違うのか?ですか?

なるほど、これらもたしかに知っておかないといけない重要ポイントですね。

この用語をしって金融機関に行くのとそうでないのはやっぱり大きく違いますからね~

 

それについて解説すると、またまたかなりのボリウムになりますので、ぜひお問合せください。

 

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